由来碑
当記念碑はこの地(西側)に昭和4年農業及び商業の指導者の養成を目的として創立された東葛農商学校のちの松戸市立松戸農商学校及び同高等学校の暦碑である。
同校は昭和二五年県下公立高校の統合方針に基づき県立高校に統合され創立以来一、二00余名の卒業生を送り出し二一年に亘る伝統ある校史の幕を閉じた。
嘗ての校地(二一、四五0平方米)は県道より一0米余りの高台にあり跳望絶佳で閑静な教育環境にあった。今日往時を偲ぶ校舎はなく跡地は住宅地に変わり同窓生はじめ学校関係者にとって寂然の感を禁じえない。この碑はこのような母校に対する思慕と母校を愛する素朴な感慨の発露となって同窓生及び関係者の浄財の寄進により建立したものである。建立に際しこの地を提供された風早神社関係者に格別な配慮を賜ったことを茲に記する。
昭和五十七年二月吉日建立
松戸市立松戸農商高等学校、同窓生学校関係者有志一同
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